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2時限目:KamLANDってなんだろう?Part1

デン:ニュートリノについてはわかったかな?
タウ:うん、いろんなものを通り抜けてしまうおばけみたいな素粒子だね。
ミュー:「電子」や「ミュー」「タウ」といったフレーバーがついているんだよね。
デン:その通りだよ。
ミュー:あれあれ?でもでも、おばけみたいな性質で、つかまえるのに太陽と冥王星の距離の1000倍の分厚さの水が必要だったら、なんでニュートリノの存在がわかったの?
デン:それはね、すごーい数のニュートリノの中に、たまに反応するのがあったんだ。
ミュー:「反応」って何と?
デン:大きくて雑音の少ない装置とだよ。この場合の雑音が少ないというのは、「放射性不純物が少ない」ということだよ。
タウ:へー、その装置はどこにあるの?
デン:それはね、岐阜県飛騨市神岡町にあるんだ。
ミュー:岐阜県?!このRCNSからは遠いね!!
デン:この装置「神岡液体シンチレーター反ニュートリノ検出器」、通称KamLAND(カムランド)が神岡町にあるのには理由があるんだ。
タウ:どんな理由なの?

デン:カムランドは神岡鉱山の跡地を使っているんだ。地下ということは、宇宙線が少ないんだ。ニュートリノをつかまえるのに宇宙線はやっかいなんだよ。
ミュー:それだけの理由だったら、他でもいいんじゃないの?
デン:それに加えて、原子力発電所が近い!!これは原子炉ニュートリノを観測するために必要なんだ。
タウ:どうやって観測しているの?
デン:ニュートリノ観測、つまり、ニュートリノをつかまえるために我々は、直径18メートルの巨大なタンクを準備したんだ。そして、その壁一面に1879本の光センサーをはりめぐらせたんだよ。そして、その中に素粒子反応で光を出す油、「液体シンチレーター」をいれたんだ。その反応をみんなで観測しているんだよ。

タウ:油ってきれいなの?
デン:この油「液体シンチレーター」は、我々の身の周りにある物一兆倍もきれいなんだ。(我々の身の周りにあるものが汚いとはいってないぞ!!)
ミュー:どうやってきれいに保っているの?
デン:それはね、水で洗って浄化をさせているんだ。
建設中には、みんなで掃除もしたんだよ。
タウ:結構地味な作業だね。
デン:でも、その結果カムランドでは素晴らしい発見をすることが出来たんだ。
ミュー:それはなに?
デン:それを説明する前に、まずは、カムランドで検出しているニュートリノの種類について話していこうかな。
タウ:出し惜しみしないで教えてよ~、デン博士。
デン:三時限目をお楽しみに☆
本日のまとめ
  • 岐阜県飛騨市神岡町に「神岡液体シンチレーター反ニュートリノ検出器」、通称、カムランドでニュートリノを観測。
  • ニュートリノを検出するためには3つの条件が必要。
  • 大きな装置
  • 放射性不純物が少ない
  • 宇宙線が少ない

三時限目も引き続き、”KamLAND”ってなんだろう?

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