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RCNSについて

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センター長より挨拶

ニュートリノ科学研究センターの歴史

概要

昭和46年、泡箱写真の測定解析による素粒子物理学の研究を目的として附属泡箱写真解析施設が設置されました。 平成10年4月には、東北大学大学院理学研究科附属ニュートリノ科学研究センター (RCNS: Research Center for Neutrino Science)に改組し、 その設置目的は低エネルギーのニュートリノ及び反ニュートリノを測定解折することにより、素粒子物理学・宇宙物理学及び地球物理学の研究を推進し、岐阜県飛騨市神岡鉱山の地下1000mに設置した神岡液体シンチレータ反ニュートリノ検出器(カムランド)を使い、ニュートリノ研究、ニュートリノ地球物理、ニュートリノ天文学を推進することにあります。

ニュートリノは自然界に存在する基本的な粒子の一種類で、 電気的に中性であるなど、検出することが非常に困難な特徴を持っています。 そのため、世界中で数多くの実験的な研究が行なわれているにも関わらず、 いまだに明らかにされていない性質も多く存在します。また、ニュートリノの研究は、ニュートリノの性質に密接な関わりを持つ宇宙の 謎を解明する上でも非常に重要な意味を持ち、これらの研究テーマを探求するため、ニュートリノ科学研究センターでは1998年から2002年にかけ、世界最大となる1000トンの液体シンチレータを用いたニュートリノ・反ニュートリノ検出器を計画し、岐阜県飛騨市の神岡鉱山の地下に建設しました。 この検出器は「神岡液体シンチレータ反ニュートリノ検出器」を意味する “Kamioka Liquid scintillator Anti-Neutrino Detector”からカムランド(KamLAND) と呼ばれています。

2002年1月に観測を開始したカムランド実験は、日本・アメリカ・中国・フランス の研究機関からなる国際共同実験として実施されています。 実験開始直後の2002年12月には、原子炉から飛来している原子炉反ニュートリノの消失現象を世界で始めて観測することに成功しました。 この消失現象は「ニュートリノ振動」と呼ばれる量子力学的な効果によって 引き起こされていることを2004年に確証しています。 2005年には、地球内部で発生している反ニュートリノ(地球反ニュートリノ)に関する観測を世界で始めて行ないました。

現在、KamLAND検出器には、太陽から飛来する低エネルギーニュートリノ (7Be太陽ニュートリノ)をリアルタイムで観測することを目的とした検出感度の改良が行なわれています。この観測が成功すれば、恒星の燃焼機構をより明らかにすることができると期待されています。 ニュートリノ科学研究センターは、より高感度となるカムランド検出器を用い、ニュートリノ宇宙物理学及び新たに創出されたニュートリノ地球物理学を含むニュートリノ科学を今後とも推進していきます。

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