[注意]
これにより,ディレクトリ kinoko が作成されます.
ここで,configure-for は,引数に指定された名前によりコンパイラやコンパイルオプションなどを適当に設定して configure を呼び出す簡単なシェルスクリプトです. 引数に LINUX-FULL を指定すると,g++ コンパイラを使って,利用可能な全てのライブラリを使用するようにソースを構成します.LINUX や LINUX-MIN を指定すれば使用するライブラリを減らして構成します.コンパイルエラーが起きる場合はこれらの構成を試してみてください.
現在のところ,以下の構成オプションが定義されています.
名前 | コンパイラ | コンパイラオプション | ライブラリ |
---|---|---|---|
LINUX | g++ | -Wall | zlib, readline, ROOT |
LINUX-FULL | g++ | -Wall | 利用できるもの全て |
LINUX-MIN | g++ | なし | なし |
AIX | xlC | なし | zlib, readline, ROOT |
AIX-GCC | g++ | なし | zlib, readline, ROOT |
また,configure-for を使わずに,手動でパラメータを設定して configure を直接使っても構いません(以下は csh/tcsh の場合の例).
[KDF4] Kinoko Version 2.0 では,古い Kinoko との混在環境での問題を避けるため,デフォルトで KDF4 を使用しないようになっています(読み込みは可).もし KDF4 を使用したい場合,configure-for スクリプトの先頭付近にある --enable-kdf2 オプションを宣言している部分をコメントアウトしてください.また,configure を直接使う場合で KDF4 を使いたくない場合は,--enable-kdf2 オプションを指定してください.
最後に,Make: successful と表示されればコンパイルは成功です.
以下に,手順を簡単に示します.デバイス上のジャンパスイッチの設定なども必要なので,注意してください.
以下に,手順を簡単に示します.デバイス上のジャンパスイッチの設定なども必要なので,注意してください.
以下に,生成される kinoko-cshrc の例を示しておきます.