海洋底地球ニュートリノ観測のための

海洋工学・地球科学・ニュートリノ物理学 合同ワークショップ

2019年7月9日, 清水

 

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  1. 概要

 地球内放射性物質を起源とする反ニュートリノ「地球ニュートリノ」は、地球の熱収支や熱進化の根本的な謎に関わる地球内放射性物質量を直接観測することができるユニークなツールである。地球ニュートリノ観測による地球の理解は、2005年にKamLANDによって世界初観測が成し遂げられて以降、現在でも安定的に世界最高感度で観測を続けている日本発の世界を牽引する研究分野である。これまでに地球ニュートリノフラックスの観測によって許される地球の組成モデルに制限を与たが、大陸上での観測は約70%もの寄与が地殻由来であることに加えて地殻の予想フラックスモデルの不定性が大きいことにより、より深いマントルの情報を現存する大陸上の観測器による観測で得ることは難しい。地殻が薄くより単純な海洋での観測はマントルの地球ニュートリノの直接観測という地球深部の革新的知見を得られ、「ニュートリノ地球科学」の現代検出器の不可能を突破するブレークスルーとなる。

 本ワークショップは、海洋底掘削研究を牽引する地球深部調査船「ちきゅう」において、海洋工学・地球科学・ニュートリノ物理という異なる分野の研究者が集まり、海洋底地球ニュートリノ観測実現に向けた具体案の構築を目的とする。

  1. 場所

「ちきゅう」ミーティングルーム @清水港

  1. 世話人

  1. 参加登録

  1. *こちら から参加登録をお願いします。

  2. *締め切りは6月30日とします。

  3. *会議室の大きさ上、40人を参加者数の上限とさせていだだきます。

上木 賢太 (JAMSTEC)

渡辺 寛子 (東北大ニュートリノ科学研究センター)

倉本 真一 (JAMSTEC)

主な議論点

  1. 技術面

  2. -検出器の概要

  3. -海洋設置方法

  4. -開発必要事項


  1. サイエンス面

  2. -観測ターゲット

  3. -海洋掘削・地球科学分野との協力・発展方法


  1. 運営面

  2. -費用概算

  3. -時間スケジュール

  1. お知らせ <2019年7月1日更新>

  1. *午前中から訪船される方は、JR清水駅東口のタクシー乗り場に9:30までにお集まり下さい。それ以外の方はお手数ですがご自身で清水港の「ちきゅう」までお越し下さい。

  2. *会議室で参加者用のネットワークはありません。ご了承下さい。ポケットWiFiなどをお持ちの方は使えます。

  3. *午後前半の口頭発表は、スライドは英語、発表及び質疑は英語を推奨しますが、日本語も可です。

  4. *午後後半の議論は主に日本語とします。

  5. * 懇親会はJR清水駅周辺で17:30-19:30の予定です。

  1. 訪船の注意点 <2019年7月3日更新>

  1. *段差や階段が多いので、サンダル、ハイヒール、スカート、半ズボンは禁止です。

  2. *会議室は空調が強いので長袖を推奨します。

  3. *乗船後に説明する船の安全ルールに従ってください。アルコールや危険物の持ち込みは禁止です。

  4. *喫煙は指定の喫煙所のみでお願いします。

  5. *立ち入り禁止区域も多いので、許可なく立ち入らないでください。

  6. *船上には飲み物を購入できる自動販売機はありません。乗船前にご自身で適宜ご準備下さい。昼食を取る食堂ではお水、お茶、コーヒー、オレンジジュース、牛乳などを飲むことができます。