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D1 INTERVIEW
 畑 和実

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2020年度に他大学から編入し、D1へ加入した畑和実さんにインタビューをさせて頂きました。

〖 畑和実さんへのインタビュー 〗


インタビュイー 名前:畑 和実 (Hata Kazumi)
京都府 出身
私立京都成章高校 卒業
徳島大学(総合科学部)出身

Q1. 大学院進学(/博士号へ進むのを)を決めた理由を聞かせてください。


高校生の時に研究者になりたいと思ったので、他の道を選択しようとは思わなかったです。高校2年生の時にふたご座流星群を見て、それまで漠然としか意識してこなかった宇宙というものを身近に感じ、同時に、まだまだ未知である宇宙に対して神秘性と少しの怖さを感じました。それは幼少期から、ふと「なぜ自分が存在するのか」を考えてしまった時に感じる恐怖と似ていて。なぜそれが始まり、なぜ今ある状態でそこに存在するのか、という、自分が生きている世界に存在しているにもかかわらず、まだ誰もよく理解していないものを解明し、後世に説明できるようになりたいと思ったのが研究者を志したきっかけです。

Q2.  なぜ、RCNSに入りたいと思いましたか?当センターに決めた理由や、きっかけはありますか?


M1の時にKamLANDのコラボレータになり、KamLAND実験に関わるようになったのが大きいです。世界最高感度でニュートリノを伴わない二重ベータ崩壊を探索しているのはもちろんですが、自分が元々研究していた暗黒物質探索など様々な物理にアプローチできるのも魅力的で、世界最高感度を達成している実験のノウハウを学び、身に付けたいと思いました。あとはB4の頃から学会・研究会などでRCNSの方とお会いする機会が多かったのですが、皆さんの人柄や研究姿勢に感銘を受けたのも理由です。

 

Q3.  物理や素粒子研究の面白いところ、魅力を教えて下さい。


素粒子研究の面白いところは、素粒子という目に見えないとても小さいものを見ているのに宇宙という大きなものまで解明しようとしているところです。そして、それらを数式で表せるのも魅力ですね。



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Q4.  研究室での研究スケジュールは、どのような感じでしょうか?


最近は寒さで朝なかなか行動できず、研究室に来るのが遅くなりがちですが、9時~10時頃に研究室に来ることを目標にしています。研究室ではミーティングや、自席でパソコンに向き合ってデータ解析をしています。終電まで残ることもありますが、最近は朝なかなか起きられないので22時までには区切りをつけて、次の日に備えるようにしています。

 

Q5.  これまでの、研究生活・授業/実習等で特に思い出に残っている出来事はありますか?


M1の夏にKamLANDのDAQシフトを取るために初めて、憧れの地、神岡に行けたことです。KamLANDだけでなくスーパーカミオカンデも見学させてもらえて、とても良い思い出です。あとは研究会などに参加して、いろんな大学の方と知り合えるのは嬉しいです。他の方の研究発表を聞けて、いつも良い刺激をいただいています。

 

Q6.  趣味やマイブームはありますか?


万年ダイエッターなので、趣味はダイエットです。笑 最近はバランスよく食べて、ウォーキングと半身浴にはまっています。健康に気を使うようになってきました。と言いながら唐揚げを作ってお酒を飲むのにもはまっています。



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Q7.  好きな/面白かった本・映画・ドラマはありますか?


映画だと「君の膵臓をたべたい」です。本はあまり読まないのですが、宇宙に関する本で初めて読んだのが村山斉さんの「宇宙はなぜこんなにうまくできているのか」で、高校生でもとても読みやすく、何度も繰り返し読んだくらい好きな本です。最近読んだ本だと、和田純夫さんの「場の量子論とは何か」です。

 

Q8.  休日は、どのように過ごすことが多いですか?


家で録画しておいたドラマを観たり、お酒を飲んだりすることが多いです。元気な時は外に出て散歩をしたり、カフェに行って気分転換しています。

 

Q9.  現在の、ご自身の目標・夢を教えて頂けますか?


好きこそ物の上手なれ、という諺が好きです。日々、自分の知識・考察力不足を痛感していますが、研究が好きなので、真摯に向き合ってがむしゃらに頑張りたいです。

 

Q10.  最後に未来の後輩へ一言お願いします!


好きなことや興味のあることに素直に向き合ってもらいたいです。