KiNOKO ニュース 2002 年 9 月 26 日

Release Candidate 1 公開

2002年9月12日,KiNOKO の外部評価版(ベータ版)として,Release Candidate 1 (RC1) をリリースしました. この版からは,登録無しでダウンロードできます. ただし,まだ開発版という位置付けなので,再配布などはしないようにお願いします.

RC1版は以下からダウンロードできます. http://www.awa.tohoku.ac.jp/~sanshiro/kinoko/Download/Download.html

以前の版 (Technology Preview 2) からの主な変更は以下のとおりです.

ビューシステムの機能強化.
ヒストリを瞬間値ヒストリ(電圧など)と積算値ヒストリ(データフローなど)に分類.
ヒストリにアラーム機能を実装.
ヒストグラムやヒストリなどのデータをファイルに保存する機能を実装.
描画のタイミングなどをコントロールするビューシーケンスを導入.
レイアウトマネージャを実装.
線分や円などの図形要素やXPMイメージなどの描画機能を追加.

スクリプトの強化
正規表現をサポート.
リストに文字列キーによるアクセス(連想配列機能)を追加.
シェルコマンド呼出しやコマンド置換機能を実装.

ビュースクリプトの仕様変更
新機能(ビューシーケンスやレイアウトマネージャ)へのインターフェースを実装.
Histogram コンストラクタの引数変更.
データ読み込みのメソッドを fill() に変更.
Graph, ValueList をそれぞれ Wave, Tabular に名称変更.

バグフィクス
KCOM Asynchonous Transaction で一度に大量のメッセージが交換されたときに固まる不具合を修正.
データベース接続に失敗したときにクラッシュする不具合を修正.
一部のハードウェアエラーが正しく捕捉されない不具合を修正.
その他多くの細かいバグフィクス.

ビュースクリプトの仕様変更により,以前のビュースクリプトとの互換性がなくなったので,注意してください.


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