KiNOKO ニュース 2002 年 10 月 31 日

Release Candidate 2.1 公開

2002年10月31日,KiNOKO の新しい外部評価版(ベータ版) Release Candidate 2.1 (RC 2.1) をリリースしました. RC 2.1 版は以下からダウンロードできます.
http://www.awa.tohoku.ac.jp/~sanshiro/kinoko/Download/Download.html

以前の版 (Release Candidate 1) からの主な変更は以下のとおりです.

ビューシステムの機能強化
ヒストリビューで,サンプルをホールドするタイミングを指定できるようにした.
ヒストリビューの表示値を,エントリ数/合計/平均/平均と分散 から選べるようにした.
アナリシスシーケンスでデータソース名を省略できるようにした.
ビュースクリプト中の drawText()/drawLine()/drawCircle() などを putText()/putLine()/putCircle() などに変更.
ビューシーケンスに on construct と on destruct を追加.

読み出し系の機能強化
CAMAC ドライバでマルチクレートアクセスをサポート.
読み出しスクリプトに CamacControllerAction (initialize()/clear()/transact() など)を追加.
読み出しスクリプトに readTime() アクションを追加.
SmallKinoko Enterprise で読み出すイベント数を指定できるようにした.

その他
MySQL の正式サポート.
SQLite インターフェースを追加.
数学関数インターフェースの FunctionMinimizer に ROOT を追加.
システム情報表示ユーティリティ(ksysinfo) を追加.
利用可能デバイス/ライブラリを表示するユーティリティ (kinoko-lsmod) を追加.
コントロールパネルで,KCML スクリプトに <action> タグを記述することによりある程度の処理をコントロールパネル側で実行できるようにした.

Release Candidate 2 公開中止

10月29日に公開した RC2 版は,ヒストリビューの扱いで混乱を生じさせる恐れがあったので,公開を中止しました.RC2 版で必要だったヒストリビューの hold() アクションは,RC1 および RC2.1 以降では,あってもなくてもどちらでも構いません.


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