KiNOKO ニュース 2008 年 12 月 21 日

Version 2.2 公開

2008年12月21日,KiNOKO Version 2.2 を公開しました.

以前の版 (Version 2.1) からの主な変更は以下のとおりです. Version 2.1 の詳細については,KiNOKO ニュース 2008年8月5日を参照してください.

新機能:キャンバスで複数のページを表示
ひとつのキャンバスウィンドウで複数ページを表示できるようになりました.また,これに合わせて,ビュースクリプトに Page クラスが追加されました.

詳細については,使用方法 > ビュースクリプト を参照してください.

新機能:Schematic View
イベントビューアのような,測定系の構造にそってデータを表示する Schematic View が追加されました.

詳細については,使用方法 > ビュースクリプト を参照してください.

トレンドプロットの横軸を時間表示に変更
今までは秒でしか表示できなかったトレンドの横軸が,時分秒形式になり,長時間の計測でも分かりやすくなりました.また,スクリプトからの指定により,経過時間の代わりに時刻を表示させることもできます.

詳細については,使用方法 > ビュースクリプト を参照してください.

ビュースクリプト機能強化
アナリシスシーケンスから直接ビューシーケンスを開始させる dispatch 文を追加しました.詳細については,使用方法 > ビュースクリプト を参照してください.

標準スクリプトの信号処理機能を強化
標準スクリプト組込みのディジタルフィルタクラスに,ハイパスフィルタを追加しました.

  • SinglePoleHighPassFilter(float cutoff_frequency)
  • ButterworthHighPassFilter(float cutoff_freq, int n_of_poles)
  • ChebychevHighPassFilter(float cutoff_freq, int n_of_poles, float max_ripple)

詳細については,使用方法 > スクリプトの基本 を参照してください.

VME ドライバの不具合を修正
probe がモジュール存在の有無にかかわらず常に成功を返すバグを修正しました.

フィードバックにご協力お願いします

限られた時間と機材で開発を行っているため,多くのユーザからのフィードバックはとても貴重な情報になります.トラブルに対しては可能な限り迅速に対応をするようにしています.また,要望や使用例などは将来の開発計画になるべく多く反映させていきたいと思います.特に,バグレポートは極めて重要ですので,不具合を見つけたら開発者までお知らせください.匿名で構いません.
掲示版 http://www.awa.tohoku.ac.jp/~sanshiro/kinoko-bbs/

メール http://www.awa.tohoku.ac.jp/~sanshiro/kinoko-feedback/sendmail.html


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