KiNOKO ニュース 2003 年 3 月 14 日
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Version 1.0 公開
2003年3月14日,KiNOKO 最初の正式版 Version 1.0 をリリースしました.
Version 1.0 版は以下からダウンロードできます.
http://www.awa.tohoku.ac.jp/~sanshiro/kinoko/Download/Download.html
以前の版 (Release Candidate 3.0) からの主な変更は以下のとおりです.
- スクリプト系の機能強化
- 式中でコンストラクタを直接呼び出して一時オブジェクトを生成する機能を追加.
- 前置単項演算子のオーバーロードをサポート.
- 読み出しスクリプトのレジスタ条件文に論理反転演算子 (!) を追加.
- ビュースクリプトのデータ条件文に論理反転演算子 (!) を追加.
- 読み出し系の機能強化
- DataRecord のセクションIDをスクリプト中で指定できるようにした.
- 画面への文字列表示アクション echo() を追加.
- IntervalTimer/OneShotTimer に start()/stop() アクションを追加.
- Register に dump() アクションを追加.
- その他
- SmallKinoko の起動引数に KCML スクリプトファイルを指定できるようにした.
ドキュメントを加筆
KiNOKO Web Page の使用方法の章で,データファイル (KDF) をユーザプログラムから直接読み出す方法の説明を加筆しました.また,クイックツアーの章では,SmallKinoko Enterprise の使い方やコントロールパネルの拡張方法などについて,簡単な説明を追加しました.
現在の KiNOKO でいちばん不足しているのはドキュメント類です.KiNOKO をいろいろな実験や測定などに使ってみた方は,その使用例や KiNOKO 自体の使い方などの解説を Web で公開したりなど,ドキュメント類の充実にご協力ください.