KamLAND-Zen神岡鉱山地下実験室からのレポ vol.3

キセノン装置の試運状況です。

液体シンチレータに溶けたキセノンを回収するテスト(注1)を開始しました。
写真1はキセノンを回収するための装置です。真空脱気、ヘリウムパージ(注2)を行うことで、キセノンを液体シンチレータから取り出します。
キセノンは‐110度ほどで凍るため、この装置(注3)の中に液体窒素を入れ、キセノンを固化させ回収します。

写真2枚目以降:どの程度キセノンを回収できたか、ガス分析装置を用いて調べます。

 

by 助教 上島 考太

•••••••Q&A•••••••

(注1)なぜ液体シンチレータに溶けたキセノンを回収するのか?


実験終了時、また液体シンチレータを再純化するなど、液体シンチレータをカムランドから取り出す際、キセノンガスは非常に高価なため、液体シンチレータから取り出す必要があります。

 

(注2)ヘリウムパージとは?

液体シンチレータにヘリウムを流すことで、溶けていたキセノンが気体となって外に出てきます。

 

(注3)-110度でキセノンが凍るということは、装置の中は冷凍庫みたいになっているっていうこと?

その通りです。装置の中は-110度以下の冷凍庫になっています。

 

※小さいアイコン写真下に大きく表示されている写真の説明が表示されています!

KamLAND-Zen(KamLAND Zero Neutrino Double Beta Decay Experiment)

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