メンバー

M1 INTERVIEW 2023
 江田 智弘

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2023年度のM1メンバー皆様のインタビュー、ご覧下さい。

〖 江田智弘さんへのインタビュー 〗


インタビュイー 名前:江田智弘 (Eda Tomohiro)
兵庫県 出身
西宮市立西宮高等学校 卒業
東北大学 理学部物理学科 出身

Q1. 大学院進学を決めた理由を聞かせてください。


 24時間、自分の好奇心に没頭することができることがすごく魅力的だったからです。こんな環境はなかなかないと思ったので進学を決めました。

 

Q2.  なぜ、RCNSに入りたいと思いましたか?当センターに決めた理由や、きっかけはありますか?


 宇宙物質優勢の謎について興味があったというのが大きな理由です。また、研究室の規模が大きく、先生方や先輩方の雰囲気が良かったというのもあります。入ってからもその考えは変わっていません。

 

Q3.  物理や素粒子研究の面白いところ、魅力を教えて下さい。


 自然に対して様々な工夫を凝らして解明していこうとするところかなと思います。知の最前線で日々奮闘する研究者の方々は、本当にかっこいいと思います。

 

Q4.  研究室での研究スケジュールは、どのような感じでしょうか?


 大体、バイトと授業がない時は8時に来て20時くらいに帰るようにしています。同じことをずっと考え続けていると集中力がなくなったりするので、気分転換も兼ねて日が沈む前と後で内容を分けています。考えが煮詰まった時は一旦、作業を切り替えると意外にすんなり解決することがよくあったのでそうするようにしています。

 

Q5.  大学院に入ってから、生活の変化はありますか?


 研究が始まってから学部生時代の感覚で過ごしていたら、体のあちこちに支障をきたしてしまったので、生活習慣にかなり気をつけるようになりました。朝早く起き、夜は早く眠り、十分な睡眠をとる。これが一番です。イヤホンのつけ過ぎ、椅子の座り過ぎ、画面の見過ぎにはくれぐれもお気をつけください。

 

Q6.  趣味やマイブームはありますか?


 趣味は読書やサッカー観戦です。読書は推理小説や外国の昔の小説が好きです。特にカフカやゲーテなどドイツ文学が好きです。最近、ドイツ文学が好きなこともあってドイツ語の勉強を始めました。自分への戒めのために記しておきます。(笑)
 サッカーはマンチェスターユナイテッドというイギリスのチームが好きです。いつかオールドトラッフォードで現地観戦をしてみたいです。GGMU!

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Q7.  好きな/面白かった本・映画・ドラマはありますか?


 ミステリー小説で言うと我孫子武丸の”殺戮に至る病”です。どんでん返し系が好きで色々読んできたのですが、これを超える衝撃は個人的にありません。最初読んだ時は衝撃で固まってしまいました。内容がかなりグロいので一般にはおすすめできませんが、僕のお気に入りの一冊です。
 海外文学はヘルマン•ヘッセの”車輪の下”という作品です。内容は田舎の天才少年ハンスが都会の超進学校で落ちこぼれて故郷に戻って、、、という話です。そう聞くと簡単ですが、なぜ落ちこぼれたのか、そして、そこに至る経緯の闇の深さになんとも言えない気分になりました。この話は受験戦争を経験した皆さんなら必ず刺さると思うので”元気”のある時に是非読んでみてください。
 ドラマは”坂上の雲”です。司馬遼太郎の原作小説はもちろん、愛媛県にある坂上の雲ミュージアムというところにわざわざ行くほど好きです。特に渡辺謙の冒頭のナレーションが好きで、俳優さんの表現力の凄さが身にしみて感じます。
 映画はあんまりジャンルを問わず好きです。今までで観た中で印象に残っているのは、イミテーションゲームという作品です。単に戦時中に活躍した天才科学者の話と思って見てたら、いい意味で最後に裏切られました。

 
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Q8.  休日は、どのように過ごすことが多いですか?


 大抵の場合、研究室にいます。(ブラックとかいうわけではないです)家では本を読んだり、他の分野の勉強をゆるくしたりしています。 自分のしたいことを自由にする時間にしています。

 

Q9.  現在の、ご自身の目標・夢を教えて頂けますか?


 近い目標は修士、博士の期間でしっかり研究することです。 その中で、その後の良い決断ができたらなと思います。 欲しい本を買える経済力、それらを読む時間、あとは健康。これらは外せないです。

 

Q10.  最後に未来の後輩へ一言お願いします!


 この研究室は、研究に熱心で優秀な先輩や先生方がたくさんいるので本当に恵まれている環境だと思います。ぜひ一緒に研究しましょう。

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