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神岡クライオラボの始動

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東北大学 ニュートリノ科学研究センター(RCNS)と量子場計測システム国際拠点(WPI-QUP)は共同研究協定に基づき協力してQUPの希釈冷凍機を神岡地下に移設しました。この希釈冷凍機を核に神岡極稀現象研究拠点(KERNEL)の支援のもとに神岡クライオラボを立ち上げました。希釈冷凍機は量子コンピュータや量子センサーなどに必要不可欠な100mK以下の極低温環境を作り出す装置です。神岡クライオラボの立ち上げにより、量子センサーを宇宙線などのバックグラウンドの極めて少ない状態で動かすことが可能になります。今後、東北大学RCNSの極低放射能技術とQUPの量子センサー技術を活かして、軽い暗黒物質などの新しい極稀事象探索を進める予定です。

 KEKから神岡地下に移設した希釈冷凍機